パソコンの容量がいっぱいになり使えなくなったというご依頼がありました
パソコンの容量の容量がいっぱいになり仕事ができないとの救援依頼。
よくあるOneDriveの容量がいっぱいになったのかと思い、訪問サポートへ出かけました。
お伺いしてパソコンを拝見したところ、OneDriveは使用なさっていませんでした。
Windows11 をお使いでした。
エクスプローラーでPCを選択して、各ドライブを確認したところ、お客様がおっしゃるとおりCドライブが満杯状態。
続いてCドライブを開き、ユーザーからお使いのアカウントのフォルダのプロパティで容量を確認しましたが、100GB以下なのでデータでいっぱいになっているのではなさそう。
設定からシステムの中にあるストレージで確認すると、インストールされているアプリで容量がいっぱいになっていることが判明。
インストールされているアプリをクリックして、まずはざっと目を通したところ、評判のよくないDriverUpdaterというソフトがあったので、とりあえず削除。
削除しても空きは少し増えただけ。
設定からアプリでインストールされているアプリを再度確認し、今度は表示の並びをサイズの大きいものから並び替え。
しかし最も大きいアプリでも数GBであり、アンインストールしても容量が大幅に減りそうもありません。
エクスプローラーでProgramfileフォルダのプロパティから容量を確認しても大した容量ではありません。
エクスプローラーの表示から隠しファイルを見えるようにして、ProgramDataというフォルダを見れるようにして、そのフォルダの中で気になるフォルダを探します。
そして見つけたのがZinstallというフォルダ。プロパティで容量を確認すると700GB。
Cドライブの容量がいっぱいになっている原因はZinstallと判明。
インストールされているアプリを確認したところZinstall BackUpというソフトがありました。
お客様にZinstall BackUpをお使いかお聞きしましたがお使いではない(というか知らない)とのこと。
Zinstall BackUpというソフトが何か調べたところ、全自動バックアップソフトウェア。
バックアップしたデータがCドライブのProgramDataという隠しフォルダの中のZinstallフォルダに蓄積してゆくようで、満杯になったら古いデータから消してゆくという仕様だとわかりました。
Zinstall BackUpというソフトの機能をお客様に説明しましたが、最重要なデータはクラウドに保存しているので、Zinstall BackUpというソフトは不要とのこと。
ご理解を得たうえでZinstall BackUpというソフトをアンインストール。
アンインストールが完了しても、Cドライブの空き容量がさして増えません。
アンインストール時にProgramDataという隠しフォルダの中にあるZinstallというフォルダに蓄積したデータを自動で消さない仕様のようなので、Zinstallフォルダを手動で削除するという作業を行いました。
削除後にCドライブの容量を確認すると三分の二が空き容量となりました。
念のためパソコンを再起動して、正常に起動することを確認して作業を完了致しました。